引き続き9年ぶりのエンジンOHのS2000。F20C改2.2リッターOHの作業紹介です。
前回の腰下作業に続き、
今回はヘッドの作業紹介です。
バラしたヘッド。
状態は悪くなさそうですが燃焼室などの汚れは仕方ありません。
これはノーマルカム&ノーマルカムギア、そしてノーマルのバルブスプリングの仕様です。
今回は仕様変更します。
全てばらして綺麗にしていきます。
洗浄とカーボン落とし。
そしてバルブ研磨。
バルブすり合わせを行い、
シートとの当たりを良くし、
燃焼室の密閉具合を蘇らせます。
それにより圧縮もしっかりと保ちエンジンの性能も蘇ります。大事なポイントです。
バルブのガイドシールの交換
このシールがヘタると白煙を吹きますし、燃焼室にオイルが流れ込み性能も落とします
ポートも燃焼室も以前の9年前の際に手を加えています。
今回は点検。
ポートも今回清掃研磨の際に少しだけ手を入れました。
バルブの当たりも蘇りました。
バルブスプリング、
今回はハイカムになりますので強化のバルブスプリングが必要です。TODAです。
リテーナは新品
エキゾースト
インテーク
今回ロストモーションも新品交換します。
再利用することも多いのですが、だんだんと年数と使用も増えてる車が多く、
この部品もヘタっているのが多いです。
一旦カムを仮り組みします。
そして点検
ハイカムを入れるとロッカーアームと干渉する部分があるので手を加える必要があります。
インテークもエキゾーストも確認して手を加えます。
そして今回、
オーナーさんのご希望でTODAから出ている「エンジンオイル流量コントロールオリフィス」を入れます。
今まで当店では油量供給不足でのトラブルはありませんでしたが、
このパーツでどんなものか見てみたいと思います。
スプールバルブの所に挿入します。
ヘッドのリフレッシュと準備は終わり、
腰下とヘッドを組み付けていきます。
別で紹介させていただきます。