中部地方のEF9シビック B16AエンジンOH① EF9のB16A

遠方からのご依頼です

EF9シビックに搭載のB16AエンジンのOHのご依頼です

B16AといってもEF9とEG6では仕様が違うんです。

 

オーナーさん曰く、どんな状態でどういう仕様のエンジンか分からないとの事。

今回オーバーホールすることで、ご自身の仕様に変わるので安心できますし、

今までよりも車を身近に感じられると思います

 

外観からもオイル漏れなどの汚れが目立ちます

ポート内もカーボン汚れが見られます

 

 

バラしていくのですが、過去にバラされた感じもありました。

ボルトがかなり硬く締まっていたり、逆に緩々だったりと、なんだかおかしな感じを覚えながらバラしていきました。

途中、ヘッドボルトの1本が全く緩まない状態で大変でしたが何とか緩めてばらすことが出来ました(^^;)

内部はカーボンやオイル汚れは相応に見られます。

 

ピストンはEF9のB16Aピストンです。

EG6のB16Aと形状が違い、EG6用よりもEF9のピストンは圧縮が低いのです

コンロッドのメタルも当たりは付いていますが消耗しています

クランクのメタル

気になるのはシリンダーの減り具合

 

ボアを測るとスタンダード、

ピストンとのクリアランスも使用されていた中古ピストンで許容範囲でした。

新品のスタンダードピストンをいれれば大丈夫です。

 

オーバーサイズピストンを使ってボーリングするのもクリアランスがしっかりと取れて良い方法ですが、

掘ってしまうと今後のOHの場合に掘るのが難しくなるので、

部品が無くなってきたこともありますし許容範囲なら掘らずに使うのも良い方法です。

ピストンを再利用しピストンリングだけ新品にする方法もありますが、

オーナーさんと相談し、圧縮の上がる新品ピストンで進めていくことにいたしました。

 

 

ヘッドも相応の汚れ

バラしていきます

 

 

ガイドシール

 

ひとまず現状確認でした。

色々とこれから考えて仕様を決めていき手を加えていきます。

 

消耗はしていますが、バラした時点では致命傷となる不具合もなくリフレッシュで進めていけます。

サーキット走行を楽しんでいただくために、今回リフレッシュだけではなく+αのOHプランになります。

楽しみにしていてください

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