２０万キロ超えのＡＰ１初期のＳ２０００です。
オイル漏れやオイルの減りが激しくてお困りです。
以前から考えられていたエンジンオーバーホールを決意されました。
まだまだ大事に長く乗るという決意でもありますね。

開けられるのも初めてのこの初期物のＦ２０Ｃエンジン。
オイル汚れやにじみが外からも見受けられます。



バラシて内部の点検です。

ピストン上部もカーボンの堆積

シリンダーも見るからに減ってホーニングの目も無くなっています

内部はオイルやけなどで汚れています

ピストン・コンロッド
ピストンも減っています。シリンダーとピストンをみればオイルが減るのも納得です。

クランクも確認します。
メタルの状態をみれば距離相応で減っているのが分かります。当たりも良くありません。
このままダマしダマし使っていたら、クランク・コンロッドも使えなくなっているところです。






クランクのジャーナル部分もラッピングするので蘇ります。
メタルなどこれらもリフレッシュしていきますので大丈夫です。

そしてヘッド。
ヘッドもカーボンで汚れています。
まずは洗ってからバラしていくのですが洗っても汚れは残ります。


ポートのなかも汚れがのこります。

バルブにはカーボンの堆積
そしてバルブのガイドシールがヘタっているのでバルブがスコスコ動きます。
オイルもシールされず燃焼室に落ちてしまっていたと思われます。

まずは元々の状態の紹介でした。
これらをリフレッシュしていく様子も紹介していきます。楽しみにしていてください。