懐かしのS13シルビアのお預かり。
NAのAT車両。
オリジナルを保った状態です。

大事にされておりエンジンオーバーホールのご依頼です。
SR20エンジンです。

オイル漏れは見受けられます

エンジンを見てみると、外観からわかるくらいオイル漏れで汚れています。

それも長年積み重なったようなコッテリとした状態で、
オルタネーターもかなりの汚れを受けています。

まずは洗浄から。

そしてバラしていきます。
ヘッドカバーを外してみると、内部もオイル焼けやオイル汚れが酷いです。


ゴム類も傷みが激しいです


ヘッドをおろします。
ピストン・シリンダーはこの状態。
あとで状態を確認です。

S13のSR20のNAピストン。
ピストンもカーボン汚れ、仕方ありません。

ヘッド側
燃焼室のカーボン汚れ。長年使っていると仕方ありません。


オイルパンやチェーンカバーまわりも外していきます。
カーボンの汚れオイル焼けなどで汚れは酷いです。


ピストンも洗浄して計測するとシリンダとのクリアランスは大きいので、
オーバーサイズピストンを使用することにします。
海外製の鍛造ピストンを使用するしかないかと思いましたが、
純正ピストンのオーバーサイズが奇跡的にあり使用することにします。
NAのSR20エンジンの中でS13だけは圧縮が低いのですが、
今回使用するピストンはS14のオーバーサイズピストンでわずかですが圧縮もあがります。
タイミングチェーンのエンジンですので面研で圧縮を上げられないので、
ちょうど良いくらいの圧縮のピストンが手に入り良かったです。

このピストンを使いブロックをボーリング加工に出します。
0.20オーバーサイズです。

まずはボーリング加工の間にヘッドのリフレッシュを行います。
紹介していきますので楽しみにしていてください。
![1978年創業 チューニングカー・レースカー製作メンテナンス[Racing Service FACTOR] 1978年創業 チューニングカー・レースカー製作メンテナンス[Racing Service FACTOR]](https://factor-crew.com/wp-content/uploads/2021/01/logo.gif?1762339903)







