2021年も最終週。新年に向けてカウントダウンです。
ありがたいことで来年の走行に向けての年内作業ご依頼。
DC5インテグラタイプR、
定番メニューのフロントロアアーム・ハイキャスターピロです。
速くて良い車と自分が思っている車種の一つですが、
特殊な足回りのせいで独特のハンドリングを感じるんです。
そのせいでトルクステアがきつく、さらに直線でフル加速しているときの安定感は少ないんです。
その対策の一つとしてキャスターを付ける。ハイキャスターです。
作業の写真を見てもらえればわかりますが、
フロントロアアームに偏心したピロを取り付けてキャスターを付けるんです。
さらにピロになることでヨレも無くなりダイレクト感はもちろん加速減速時のアライメント変化も抑えることが出来ます。
まずはロアアームを外します。
そしてブッシュを抜きます。
純正はゴムブッシュです。負担もかかりやすいですし劣化もあり傷んでいます。
そして今回打ち替えるピロ。
大きなピロブッシュの方は取付ボルトの位置が偏心しています。
打ち替えられたロアアーム
フロントロアアームの前側。
このように偏心していますので、通常よりもロアアームが前方にズレて取り付けることが出来ます。
そのせいでキャスターが付きます。
後ろ側のブッシュもピロへ。
ピロブッシュになることでヨレが無くなりますのでダイレクトになり動きを感じやすくなります。
そしてダイレクトになることで応答性も良くなり操作性を上げることになります。
何よりも今回使用しているピロ。
NMB(ミネビア)製で負荷や耐久性に安定のあるメーカーのピロです。
まだやりたいことはあるのですが、
オーナーさんとも話をして、
まずはこのフィーリングの違いを感じて次の作業に移りたいということですのでサーキット楽しんでほしいと思います(^^)