中部地方EG2デルソル B16AエンジンOH③腰下 異音の原因

引き続き中部地方からのご依頼

CR-XデルソルEG2のB16AエンジンOHの作業紹介です

異音とオイル減りでお困りでした

ヘッドリフレッシュに続いて腰下作業です

 

今回TODAのハイコンプ鍛造ピストンを使用します

0.5mmオーバーサイズです

このピストンを使いブロックはボーリング加工を行います。

0.5mmオーバーサイズのピストンに合わせたクリアランスになります。

シリンダーもホーニング目が出来上がり蘇りです

そして、コンロッドとピストンを点検の際に不具合箇所を発見

元々鍛造ピストンが入っており、コンロッドの小端はフルフロー加工されていましたが、

ピストンピンとコンロッド小端のガタが大きい箇所が2ヵ所ありました。

写真のようにピストンピンを捻る感じにするとカタカタとあってはいけないガタがあります。

間違いなくこれが異音の原因です

コンロッドはフルフロー加工されていますが、ブッシュが無いのでリン青銅ブッシュを圧入しピストンピンのサイズに合わせフルフロー加工をやり直します。

4本とも内燃機加工屋でブッシュ圧入フルフロー加工を行いました。

この際にコンロッドの曲がり修正も行います

ピストンとコンロッドを組んでいきます

TODAマーク

新品のコンロッドメタル

サイズを選定して使います

クランクを組んでいきます

クランクのメタルも選定して新品を使います

青いのは初期の馴染みを良くするペーストです

そしてクランクにピストン・コンロッドを組み付けていきます

今回オーナーさんと相談し、

長く安心して使うためにオイルポンプはASSYごと新品に交換しました。

いつもバラシて洗浄と点検を行い再利用したり、中のギアだけを交換することも多いのですが、

年数も経ちオイルポンプのリリーフ部分が弱くなり油圧低下がおこることもあります。

精度の良い油圧メーターがあると、油圧低下に気づいたりすることもあるのですが、

安心の為に今回はオイルポンプを新品に交換しました。

 

引き続き作業紹介していきます

 

 

 

 

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