白のR32GTRに搭載されているRB26エンジン。
エンジン始動時にカタカタカタ!と嫌な音がなります。
特にエンジンを切って長時間おいた後にキーを回すとひときわ「カタカタ!」となります。
経験上クランクのメタルの打音です、、、、
オイルが下りた後になっているという事です。
クランクのメタルに油膜が形成されない状態です。
ブローする前にオーバーホールを決意されたオーナーさん。
そのRB26エンジンです。
汚れは当然ありますが、気になる中身を見ていきます。
補器類をバラシて、エンジンを開けます。
ヘッドは燃焼室もカーボン汚れとオイル汚れ。
気になる腰下
クランクとコンロッドのメタルを確認
クランクのメタルも傷み流れて当たりが悪い状態になっています
コンロッドメタルも傷んで流れています
しかしクランクもコンロッドもまだ使える状態です。
メタルは新品交換します。
問題ありません。早めの修理OHで救われました。
そしてブロックのシリンダー。
仕方ありませんが長年の使用で減ってクリアランスも広くなっています。
オーナーさんも今回せっかくという事で
オーバーサイズピストンを使用しリフレッシュすることにしました。
今回はHKSの87mm鍛造ピストンです。
このピストンを使いボーリング加工を行います。
ブロック上面も修正研磨を行い、ダミーヘッドボーリングを行います。
次にヘッド作業の紹介に続きます