1999年式の1オーナー車で大事にされてるS2000。
引き続きオイル消費の激しいF20CエンジンのリフレッシュOH作業のご紹介
バラしたブロックはオーバーサイズピストンを使用しますのでボーリング加工の為内燃機加工屋に一旦出します。
その間にヘッドのリフレッシュを行います。
ひとまず洗浄したヘッドですがそれだけではもちろん汚れも取れません。
ここから手を入れていきます。
エキゾーストのポートにはカーボンのカスも残っています
エキゾーストバルブ
インテークバルブ
EGR通路にもカーボンがあるのでこすって取り落とします
燃焼室のバルブのシート部分も洗っただけでは取れません
このままではバルブとの当たりも良くないので燃焼室の気密も保たれません
まずはポート内を清掃も兼ねて軽く研磨してきれいにします。
バルブは研磨を行いカーボンを落とします。
そしてバルブとバルブシートの当たりを蘇らせるために擦り合わせを行います。
気密性を上げて圧縮を蘇らせます。
この擦り合わせの作業は大事な作業です
燃焼室側を終えて次はカム側
こちらも洗浄して綺麗に汚れを取り落とします。
バルブのガイドシールを付けていきます
ガイドシールがヘタるとオイル下がりといってポート内にオイルが流れてしまいます
今回年数も経っていますしバルブリテーナを交換。
クラックが入っているエンジンもあったりします。
割れてしまうとバルブが燃焼室におちてしまい即ブローになりますので長い目で見て交換しておきました。
バルブスプリングは再利用です
簡単に紹介させていただいただけですが
大事な部分ですので時間をかけてヘッドリフレッシュを行っています。
次は腰下の作業の紹介です