引き続き、東海地方からのご依頼のCL1アコードユーロRのH22AエンジンOHの紹介です。
前回バラしたエンジンを洗浄して点検です。
まずはヘッドのリフレッシュ作業の紹介から。
バラした直後のヘッドはオイル汚れとオイル焼け、そして燃焼室はカーボンで汚れています
特殊な洗剤に漬けてそして細かなところは手でこすって汚れを落としています
パッキンもしっかりと付いていますので剥がして綺麗にするのも作業です
ヘッドの面は歪も無いので加工屋さんには出さず、手で砥石で磨いてならします
そしてカムを支える摺動面も手を入れなじませています
ポート内部も汚れているので清掃を兼ねて軽く研磨で綺麗にしています。
そして、大事なバルブとシートの当たりをリフレッシュします。
バルブ研磨にバルブとシートの擦り合わせ。
バルブとシートの当たりを出すことで燃焼室の気密性を上げます。写真のようにバルブもシートも当たり面が綺麗に出ています。
そうすることでしっかりと圧縮が出来、力を出すことが出来ます。
さらに細かなチューニングになれば、ヘッド側のシート部分がシートリングというのが嵌められているのですが、そのシートリングの加工で角度や当たる部分なども変えて、こちらの思う当たりに仕上げたりもするんです。
バルブの擦り合わせが終わればバルブのガイドシールの取り付け
このガイドシールがヘタって来るとオイル下がりになります。白煙もでますし、オイルも消費します。
そしてオイルがポートや燃焼に流れるのでパワーも落ちます。
IN/EXで16個
一気に紹介させていただきましたのであっという間に感じますが、
いつも言ってることですがヘッドは性能を左右する大事な部分なので、
時間もかけて細かく仕上げています。楽しみにしていてください。