広島県S2000さんからのご依頼のオーバーヒートしたF20Cエンジンの修理OH作業の紹介です。
腰下をボーリング加工に出している間にヘッドをリフレッシュ。
ヘッドはオーバーヒートもありガスケットが飛び、ヘッドに歪みが見れました、、、、
まずは全部バラシて洗浄し面研加工を行い歪みを無くします。
内燃機加工屋さんで面研を行います。
内燃機加工から戻ってきたヘッド。綺麗に面が仕上がってきました。
歪みを無くすまで面研を行いましたので、組む際には厚めのヘッドを使います。
バルブもカーボンで汚れていますので研磨して綺麗にし、
さらに擦り合わせを行っていきます。
バルブとシートの当たり面を良くし、燃焼室の気密性を上げる大事な作業です。
ポート内部も清掃を兼ねて軽く研磨し綺麗に仕上げています
バルブのガイドシールを組み、
バルブスプリングを組んでいきます。
バルブのリテーナは新品に交換しています。
回転を上げて走ることの多いF20Cエンジン。
使い方によってもバルブリテーナがヘタりクラックが入っていることもたまに見ています。
ここが割れるとバルブが落ちてブローになるのでこの際に交換しておきます。
一気にヘッドの紹介させていただきましたがヘッドは大事な部分ですので、
このほかにも燃焼室に軽く手を加えたり、摺動部のバリ取りなどをこの際にしておいたりと、準備を含めて時間をかけて仕上げています。
ヘッドをひとまずリフレッシュして次は腰下の作業です。
現在、腰下もボーリング加工と上面の歪み修正を終えて戻ってきています。
別で紹介させていただきます