引き続きサーキット専用DC5インテグラタイプRのK20Aエンジン作業の紹介です。
ブロックをボーリング加工に出している間にヘッドのリフレッシュを行います。
もとのヘッドはこの状態。
燃焼室にはカーボンの堆積です。
ひとまずヘッドを洗浄。ここからリフレッシュ作業です。
バルブにはカーボンがびっしりです。
これらも研磨にて取り除いてリフレッシュしていきます。
一見パッと見ると洗浄だけで綺麗に見えますが、
ポート内やバルブの当たり面などは汚れています。
ポート内部は清掃の軽い研磨。バルブ研磨に擦り合わせ。そして摺動面のバリや馴染みなど。細かく手を入れていきます。
バルブとシートの当たり面、カーボン汚れが見えます
これでは燃焼室の気密性も落ち力も落ちます。
バルブ研磨にバルブとシートの擦り合わせ。
擦り合わせを行う事で当たり面が綺麗にリフレッシュされているのが分かります。
ポート内部も軽く清掃研磨を行っています
そしてバルブのガイドシールを組みます
そして今回バルブスプリングはTODAの強化です。
ハイカムを入れますので強化バルブスプリングは必須です
そしてこれはバルブリテーナー。
これも再利用でも良いのですが、安全を考えて新品交換しています。
サーキットなどで過酷に使われていると蓄積されてクラックが入ることもあります。
何百円の物なので今後のサーキット走行を考えると交換しておいて安心です。
これらを組み付けてひとまずヘッドは完成です。
性能を左右するヘッド。時間もかけて行っています。次は腰下作業を紹介していきます。