引き続きCP9Aランエボ6のエンジンオーバーホール作業のご紹介。
ヘッドのリフレッシュに続き、今回は腰下の作業紹介です。
先日紹介したバラしたブロックの状態です。
シリンダーも減っておりました
今回ボーリング・ホーニング加工を行いました。
ボアが0.5mmオーバーサイズの85.5mmピストンを使用します。
リフレッシュですし純正があればよかったのですが、
廃盤でして今回はHKSの鍛造ピストンを使用します。
内燃機加工屋から戻ってきたブロック
ダミーヘッドボーリングを行っています。
そしてブロック上面も研磨しています。
4G63の鉄ブロックは上面が傷んでいることが多いんです。
今回のエンジンも腐食・錆などで傷んで面も出ていませんので軽く修正面研しています。
先ほどの元のブロックと見比べてもらったら一目瞭然だと思います。
ピストンリングの合口すき間も調整
HKSの鍛造ピストンですので純正コンロッドの小端をフルフロー加工して使います。
純正のクランク、
純正のコンロッド(フルフロー加工)
クランク・コンロッドのメタル合わせ。
メタルはクランクもコンロッドも新品です。
今回バラしたエンジンはメタルが傷んでおり危ないところだったんです
クランクとコンロッドは再利用出来ましたので良かったです。
クランクを組み付けます
この時点で、クランクが軽く手で回ります。
そしてコンロッドとピストンを組みつけて
シリンダーに挿入してクランクに組み付けます
この辺りの作業は一気に組み付けていきます。
何の問題も無く流れるように組み付けられることが良いエンジンの要素の一つと思っています。
今回も問題なくクランク・コンロッド・ピストンが組まれました(^^)
次はヘッドを載せ、まわりのパーツなどを組んでいきます。