先日紹介したランエボ6(CP9A)のエンジンオーバーホールの紹介です。
4G63エンジンOH。
今回シリンダーが減っていたのでオーバーサイズのピストンを使用しますのでブロックはボーリング加工へ。
その加工の間にヘッドのリフレッシュを行います。
バラされたヘッドです。カーボン汚れ。
これらをまずは洗浄して点検し、手を加えていきます。
ヘッドは性能を左右する大事な部分ですので細かな部分まで手掛けていきます。
写真は一気に飛んでしまいますが、
バルブ研磨を行いバルブとシートの擦り合わせを行い燃焼室の気密性を上げます。
当たりの部分にカーボンのカスが残り当たりが悪くなって気密性も落ちパワーが落ちます。
それを蘇らせます。
そしてガイドシールの交換。
このシールがヘタってきます。
するとオイルがここからポート内や燃焼室に落ち、白煙やオイル消費が激しくなってしまいます。
もちろんパワーダウンです。
そしてバルブスプリングを組んでいきます。
ポートの内部も軽く清掃研磨を行い綺麗に。
摺動部分や燃焼室の気になる部分も軽く手を入れてなめらかに。
そんな細かなリフレッシュを行っています。
次はボーリング加工から戻ってきたブロックで腰下作業を紹介いたします。